川崎高校 同窓会

川崎高校 同窓会

100年の歩み

第6話 昭和6〜16年
『真玉会設立』

昭和6(1931)年11月の同窓会大会の協議会において、真玉会(同窓会)の設立が決定された。そして、長年会員の熱望していた真玉会独立の機関誌「真玉」が11(1936)年に発刊された。機関誌「真玉」は、会員や客員の寄稿による50ページ程の小冊子で、年1回発行された。
12(1937)年には、真玉会経営の家政科が開設され卒業生から応募者を集めた。当時川崎市内には、高等女学校卒業後の修養に志す者のための教育機関はなく、母校卒業生が修養を積める家政専攻科の設立が宿望されていた。翌13(1938)年に家政科は、真玉会から本校に移管され、補習科(修業年限1年)となった。
このころの川女は、”モダン”な名門女子校でとても充実した時代であった。しかし16(1941)年に太平洋戦争が始まり、戦争の激化とともに川女も激動の時代を迎え、終戦後女学校の幕を下ろし、新制の川高が誕生する。